お知らせ
2023 / 01 / 07 12:53
国民年金保険料は65歳迄支払う?
●昨年10月に開催された社会保障審議会年金部会で、現在の国民年金の保険料納付期間を60歳から65歳まで延長する試算が示されました。
●具体的にはオプション試算という検討項目の一つとして落とし込まれておりますが、このオプション項目には、他にも在職老齢年金の仕組みの緩和や廃止、厚生年金加入年齢を70歳から75歳に引き上げる等の高齢化に伴う対策や、被用者保険の適用拡大(簡単に言えば企業規模与件や賃金条件等の緩和、撤廃による保険料徴収層の拡大)等の少子化対策があります。パートか正社員かどちらが得かの議論も都度変わってくるでしょう。
●老齢年金は現役世代が年金世代を支える仕組みですので、少子高齢化が進む限りにおいては、検討項目の全てが実現されてもおかしくないかもしれません。もはや現役世代の方々は、65歳は当然、70歳以上迄の就労を視野に入れてライフプラン設計が必要です。
●本件に関して、早ければ改革内容の結論を2024年に出し、2025年の国会で法改正される可能性がありという情報もありました。