お知らせ
2022 / 09 / 01 22:05
みなし入院保険金対象縮小
●生命保険各社が新型コロナウイルス感染症に対する入院給付金について、支払い対象を大幅に絞るとの報道がされ始めています。発表主体がない報道なので、”関係者の話で分かった”というようなリーク記事です。最近は、正式発表に先立つこういう発表の仕方が多いですね。着地点が結果的に横並びになる為の地ならしといったところで、各社は9月下旬から適用検討していくようです。
●具体的には、政府による感染者の全数把握の見直し等に呼応し、高齢者や重症化リスクの高い人等を除く、自宅療養やホテル療養であった”みなし”は、今後、対象外としていくとのことです。保険会社は今年の3月以降、この”みなし”に相当多額の保険金を支払ったとの報道です。
●今後、対象にならないとなる方々にとっては従来型の生命保険・医療保険の利用価値を見直すきっかけになるかもしれません。最近は、1-2年限りとしたさまざまな分野での短期少額保険(色々あって面白いですよ)がたくさん開発されており、感染症型特定した短期少額保険もありますが、現在は保険会社の保険料の改定を視野に入れて、受付を停止したりしています。
各種疾病に、民間保険に加入して備えようとする方は、保険料が払い損にならないよう保険金を確保努力をするのは大切ですが、健康保険又は国民健康保険制度に加入し保険料を払っているのですから、ご自身の保険料負担率や、自分の収入の場合は高額医療限度額がいくらかという観点も見ておいた方が良いですね。