お知らせ
2022 / 06 / 05 20:00
家計調査報告による貯蓄
総務省統計局が2022年5月10日に公表した、2021年の二人以上の世帯に関する貯蓄についての概要を下記します。
●二人以上の一世帯当たり貯蓄現在高平均値は1,880万円。前年比89万円増。勤労者世帯では、1,454万円で、前年比76万円増。
●約2/3の世帯が貯蓄現在高の平均値を下回る。=残り1/3の世帯が平均値を上げている。
●貯蓄現在残高がゼロの世帯を除いた世帯を、貯蓄現在高の低い方から順番に並べた時の中央値は1,104万円。(極端な富裕層と困窮層を除く観点)
●平均値1,880万円の内訳は、通貨性預貯金31.1%、定期性預貯金32.7%で合計1,199万円。(残りは生命保険、有価証券、金融機関外)
岸田内閣が、個人投資を促すためにiDeCo加入を65歳以上も検討するなどと言い出した背景は、上記のような日本人の預貯金率の高さが背景となっています。